注意:この記事は、私が経験していることではなく、勝ち組みの配信者さんが、おっしゃっていたことをまとめた記事となります。ですので、「私」が主語になっており、わたくし「anzu」が勝っているように見えてしまいますが、私はへなちょこ見習いトレーダーです。お気を付けください。
才能よりも大事だった「時間帯」
トレードを始めた頃、私は「記憶力」や「プライスアクションを見抜く力」、さらには「攻める勇気」など、才能に左右される部分が勝敗を決めるのだと考えていました。確かにそれらは重要です。しかし、実際に経験を重ねていく中で、そういった能力がない人でも勝つ方法がある。万人にとって最も大事なのは「時間帯の厳選」だと気づいたんです。
なぜ時間帯が大事かというと、シンプルに「値動きが悪い時間帯にやっても勝てない」から。値動きが鈍い時間にエントリーしても、伸びるはずの利幅が取れず、結果的に無駄な負けを積み重ねてしまいます。だから結局のところ「値動きが良い時間帯にだけ集中する」という、当たり前のことを徹底できるかどうかが勝敗を分けるんですよね。
私は「厳選」という言葉を遠回りに考えていましたが、本質はシンプルでした。プライスアクションを見極めて、「今はやるべきか?やめるべきか?」を判断すること。それこそが厳選であり、才能よりもずっと大事な部分なんだと思います。
暴走してしまう自分との戦い
頭でわかっていても人間は感情に流されやすいものです。私にも「厳選できなくなる瞬間」が何度もありました。特に大きく負けてしまった時。普通にやっても取り返せないほどの損失を出すと、「一気に取り返そう」と無理なトレードに走ってしまうんです。これがいわゆる暴走モード。冷静な判断は完全に吹き飛び、「もうどうでもいいや」となって全力勝負を仕掛け、さらに損失を膨らませてしまう…。
もうひとつ私が暴走しがちなのは「理不尽な負け」をしたときです。スプレッドやレートのズレで「なんで私だけ負けるんだ」と思った瞬間、イラッとしてしまう。その感情のままエントリーすると、大体良い結果にはつながりません。
そこで私が意識し始めたのは、「自分がどういうときに暴走するのか」を把握することでした。例えば、連敗が続いて損失が膨らむ前に「同じ個所や同じ判断基準で2連敗したらそこはやめよう」とルールを決める。あるいは熱くなる前に一旦席を離れる。これを徹底するようになってから、暴走がかなり減りました。実際、知り合いの上手いトレーダーも「負けたら散歩に行く」とか「すぐに離席する」といった習慣を持っていて、これが本当に大事なんだと実感しています。
勝てる相場と出会える「運」
もうひとつ忘れてはいけないのが「相場運」です。これは才能でも努力でもコントロールできない部分ですが、やはり重要な要素です。良い相場に出会えるかどうかで、それまで積み上げてきた知識や経験を試すチャンスが訪れるんです。その瞬間に「自分のやり方は間違ってなかった」と確信できたり、新しい気づきを得られたりする。そしてそれが一気に成長のきっかけになる。
私にとっては、特定の月に訪れた相場がまさにそうでした。その期間で自分のトレードを振り返り、改善し、確信を深めることができたんです。だから「運も実力のうち」という言葉はトレードにも当てはまると思います。
ただし、「簡単に取れる場所」だけを狙い続けることは実際には難しいです。値動きは常に変わるから、昨日まで簡単だったポイントが今日は全く通用しないということも普通に起こります。だからこそ、その時々の相場に合わせて柔軟に対応できるよう、経験を積み重ねるしかないんですよね。
最後に残るのは「自己分析」
結局のところ、誰かの手法やアドバイスは「ヒント」でしかありません。私自身も、配信者やトレーダー仲間の話を参考にしてきましたが、それをそのまま真似して勝てるわけではありませんでした。最終的に大事なのは、自分の性格や弱点を理解し、自分のトレードを分析して改善していくこと。
私もトレード時間を録画して振り返るようにしています。正直、全部を見返すわけではないですが、「なぜここで負けたのか?」と気になる場面を確認するだけでも大きな学びになります。特に、暴走しそうになった瞬間や、厳選を怠った結果の負けは、後から見ると「やっぱり無理をしていた」とすぐに気づけるんですよね。
相場は常に変わるし、値動きが自分の思い通りになることなんてほとんどありません。だからこそ、自分を知り、感情をコントロールし、少しずつ精度を上げていくしかない。私はまだまだ道半ばですが、「才能がないから勝てない」というのは言い訳だと思っています。才能よりも大事なのは、厳選と自覚。これを意識するだけで、トレードの世界は大きく変わるはずです。